スタッフの思い

サービスを受けるまでの流れ

1)支援相談の役割

要介護者や、家族から「介護ベッドを利用したい」「昼間家族が留守の間、食事の世話や見守りをしてほしい」などの相談があった場合は、必要な社会資源につなげたり、介護保険制度のことや介護保険利用の手続き、事業所の運営方針、ケアマネージャーの役割、介護サービスの種類と大まかな利用料について丁寧に説明させていただきます。

2)支援とは

本人の思い、家族の思いを大切に、その人らしい生活が送れるようにいろいろな側面から支えていくことが支援です。

3)支援を受けたことによる効果

その人らしい生活ができ安心・安全に過ごすことができます。

4)入居から在宅へ

施設では、本人の望む暮らしを目標に本人の状態にあったリハビリを行います。リハビリを行うことで目標が達成できた場合は、利用者の目標である自宅復帰へむけ援助させていただきます。

5)依存から自立へ

本来ならご自分でできることでも、自分の目標や希望ができることで意欲が持てるようになり自立につながっていきます。

介護支援専門員 伊藤仁美

我が家で暮らす

我が家で暮らすということについて考えてみましょう。

生まれ育った町でさまざまな人たちとの出会い、馴染みの関係を築きあげながら生活していくことではないでしょうか。

人は一人では生きられないと言われます。時には誰かの力を借りながら、そして時には自分が誰かの力になり、生きているのですね。

家庭の中で家族一人一人がその役割を果たし、お互いを思いやりながら支え合っているのでしょう。

しかし、今の時代、家族もずっと一緒に暮らせることが難しくなってきました。

子供は自分の夢や希望を持ち、やがて働く場所を求めて家を離れます。

結婚して親と同居する人もいれば新しく住まいを構える人、それぞれです。

親はやがて年をとり、病気や障害により自分たちで生活していくことが困難になってくるかもしれません。そんな時、家族がそばにいて、いつも見守りや支えがあったとしたら、どんなに安心して暮らせることでしょう。しかし、家族がいなかったり、何かの事情により自宅での生活が困難であれば、施設や病院に頼るほかないかもしれません。

いったい、厳しい現実と向き合いながら生活している人たちがどれくらいいるのでしょうか・・・。

人は皆、幸せを求め生きています。しかし、自分の意思とは無関係に生活環境や出会い、偶然の出来事などにより、必ずしも幸せになれるのかはわかりません。

幸せとは、何気ない日常の中であたりまえの暮らしができることではないでしょうか。

ありふれた日常の風景や自分の居場所があることが安心感を与えてくれるのではないでしょうか。

一人一人、生活には習慣があり、自分にとって一番心地よく過ごせるのが我が家だと思います。

生まれてから死ぬまで、その人がその人らしく生きるため、住み慣れた町、住み慣れた我が家での暮らしができるよう、家族や地域の方々と共に、社会全体でその人を見守り、支えていくことが大切ではないでしょうか。

平成24年 2月10日
居宅介護支援事業所 あたご
三谷 由紀

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